妊娠中のカフェイン摂取はどこまでOK?胎児への影響と安全な飲み方を解説 | 東京のNIPT検査(新型出生前診断)ならJラボ
妊娠中のカフェイン摂取はどこまでOK?胎児への影響と安全な飲み方を解説

妊娠中は、食べ物や飲み物が赤ちゃんに与える影響を意識する方が多いでしょう。特にコーヒーや紅茶などに含まれる「カフェイン」は、摂りすぎに注意が必要な成分のひとつです。
しかし、まったく飲んではいけないのか、どれくらいなら安全なのか迷う方も少なくありません。この記事では、妊婦がカフェインを控えるべき理由や、胎児への影響、妊娠中でも安心して飲める飲み物について詳しく解説します。

NIPT検査とは、妊婦さんの腕からの採血で、おなかの中の赤ちゃんがダウン症などの染色体疾患を持っていないかを高い精度でスクリーニングする検査です。
妊娠10~15週(推奨)に採血・検査可能であり、ダウン症候群(21トリソミー)、 エドワーズ症候群(18トリソミー)、パトウ症候群(13トリソミー)とその他の染色体疾患についてもご希望に応じてお調べできます。
新型出生前診断 - NIPT検査 -| 実施可能時期 | 妊娠10週目以降から検査可能。 検体中に胎児由来cfDNAの割合が十分になる時期から採血を行います。 |
|---|---|
| 検査対象 | 主に21トリソミー(ダウン症候群)、18 トリソミー、13 トリソミーの検査、および性染色体異常、微小欠失、性別判断などのオプション項目を含む検査 |
| 精度 | 21トリソミーに関しては、感度99.9%、特異度 99.9%を実現する検査 |
| 結果通知までの期間 | 検査後、結果が出るまでにおおよそ10~14日かかる |
| 補助制度 | 陽性時の羊水検査費用補助制度あり |
| 価格帯 | 93,500円~168,000円 |
Contents
なぜ妊娠中はカフェインを控える必要があるのか
妊娠中のカフェイン摂取で注意が必要な理由は、カフェインが胎盤を通過して胎児の体内に移行するためです。胎児は肝臓の働きが未発達なため、カフェインを分解・排出する力が弱く、長い時間その影響を受けやすくなります。
母体にとっては一時的な覚醒作用でも、胎児にとっては神経系や循環器系への刺激となる場合があります。その結果、流産や発育遅延、低出生体重のリスクが高まることが報告されています。
妊娠中のカフェインがもたらす影響
胎児への影響
カフェインを過剰に摂取すると、胎児の成長や発達に悪影響を及ぼすことがあります。研究では、1日300mg以上のカフェインを摂る妊婦では以下のようなリスクが指摘されています。
- 流産・早産の確率が上昇
- 胎児の発育不全
- 低出生体重児の発生リスクの増加
カフェインは血管を収縮させる作用があり、胎盤への血流が減ることで胎児への栄養供給が妨げられる可能性もあります。
母体への影響
妊娠中はホルモンバランスの変化や体調の揺らぎが起こりやすい時期です。そこにカフェインの刺激が加わると、次のような症状を引き起こすことがあります。
- 鉄分吸収の妨げによる貧血
- 胃酸の分泌促進による胃もたれ・胸やけ
- 不眠・神経過敏
- 動悸やめまい
特に貧血は胎児への酸素供給にも影響するため、鉄分を多く必要とする妊娠期には注意が必要です。
カフェインの摂取量目安
日本では明確な基準はありませんが、海外の保健機関では以下のようなガイドラインを設けています。
- 世界保健機関(WHO):コーヒー3〜4杯程度まで
- 英国食品基準庁(FSA):1日200mgまで
- カナダ保健省(HC):1日300mgまで
これらを踏まえると、妊婦に推奨される摂取量は1日200mg前後(コーヒーなら1〜2杯程度)が目安です。
ただし、カフェイン感受性には個人差があるため、眠れなくなったり動悸がする場合は、さらに控えるようにしましょう。
カフェインが多く含まれる飲み物と量の目安
飲み物に含まれるカフェイン量は種類や抽出方法によって大きく異なります。以下は目安です。
| 飲み物 | カフェイン量(約150mlあたり) | 摂取の目安量(200mg相当) |
|---|---|---|
| コーヒー | 約80〜90mg | 約2〜3杯 |
| 紅茶 | 約45mg | 約4〜5杯 |
| 緑茶(煎茶) | 約30mg | 約6〜7杯 |
| エナジードリンク(250ml缶) | 約80mg | 約2.5本 |
| コーラ(500ml) | 約50mg | 約2本 |
| 板チョコ(50g) | 約20mg | 約10枚 |
同じ種類でも抽出時間や濃さによって含有量は変動するため、日常的に複数の飲み物を摂る場合は合計量に注意しましょう。
妊婦におすすめのノンカフェイン飲料
妊娠中は、次のようなノンカフェイン飲料がおすすめです。
麦茶・ルイボスティー・黒豆茶
これらはカフェインを含まず、ミネラルやポリフェノールが豊富な飲み物です。常温やホットでも飲みやすく、むくみ予防やリラックス効果も期待できます。
ノンカフェインコーヒー(デカフェ)
カフェインをほとんど除去した「デカフェ」は、コーヒー好きな妊婦に人気です。完全にゼロではない場合もあるため、飲みすぎには注意しましょう。
ハーブティーの注意点
ハーブティーは基本的にカフェインを含みませんが、マテ茶・ハトムギ茶・レモングラス・ジャスミンなど一部の種類は子宮収縮を促す作用があるため避けることが望ましいです。 安心して飲めるのは、ルイボスティー・ラズベリーリーフティー・ローズヒップティーなど。1日1〜2杯を目安に取り入れましょう。
カフェインとの上手な付き合い方
妊娠中にカフェインを完全に断つのは難しい場合もあります。重要なのは「摂取量の管理」と「時間帯の工夫」です。 朝食時や午前中など、活動時間帯に1杯だけ飲むなど、リズムを決めると安心です。夕方以降は睡眠を妨げる可能性があるため避けましょう。また、カフェインを摂った日には鉄分の多い食事(レバー、ほうれん草、ひじきなど)を意識的に取り入れることでバランスが保てます。
まとめ
妊娠中のカフェイン摂取は、胎児の発育や母体の健康に影響を及ぼす可能性があります。1日200mgを目安に抑え、カフェインを含まない飲み物を中心にすることで、安心して妊娠生活を送ることができます。 コーヒーや紅茶を完全に我慢する必要はありませんが、飲む量とタイミングを工夫しながら、母子ともに健やかな毎日を過ごしましょう。
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