胎児ドックとは?検査内容・時期・費用・受けるべき人の特徴を解説 | 東京のNIPT検査(新型出生前診断)ならJラボ
胎児ドックとは?検査内容・時期・費用・受けるべき人の特徴を解説

胎児ドックは、おなかの赤ちゃんの健康状態をより詳しく調べるための検査です。通常の妊婦健診では見つけにくい先天性疾患や臓器の異常などを、精密な超音波装置で確認できます。
妊娠経過が順調でも「赤ちゃんの発育が気になる」「家族に遺伝疾患がある」などの理由で検査を希望する人も増えています。
この記事では、胎児ドックでわかること、実施時期や費用、NIPTとの違いなどをわかりやすく解説します。

NIPT検査とは、妊婦さんの腕からの採血で、おなかの中の赤ちゃんがダウン症などの染色体疾患を持っていないかを高い精度でスクリーニングする検査です。
妊娠10~15週(推奨)に採血・検査可能であり、ダウン症候群(21トリソミー)、 エドワーズ症候群(18トリソミー)、パトウ症候群(13トリソミー)とその他の染色体疾患についてもご希望に応じてお調べできます。
新型出生前診断 - NIPT検査 -| 実施可能時期 | 妊娠10週目以降から検査可能。 検体中に胎児由来cfDNAの割合が十分になる時期から採血を行います。 |
|---|---|
| 検査対象 | 主に21トリソミー(ダウン症候群)、18 トリソミー、13 トリソミーの検査、および性染色体異常、微小欠失、性別判断などのオプション項目を含む検査 |
| 精度 | 21トリソミーに関しては、感度99.9%、特異度 99.9%を実現する検査 |
| 結果通知までの期間 | 検査後、結果が出るまでにおおよそ10~14日かかる |
| 補助制度 | 陽性時の羊水検査費用補助制度あり |
| 価格帯 | 93,500円~168,000円 |
Contents
胎児ドックとは
胎児ドックとは、精密な超音波検査を用いて胎児の発育や臓器の状態を詳しく調べる検査です。 「胎児精密超音波検査」と呼ばれることもあり、母体への負担がない非侵襲的な検査として安心して受けることができます。
通常の妊婦健診では、胎児の位置や羊水量、胎盤の状態などを簡易的に確認しますが、胎児ドックではさらに踏み込んで、心臓・脳・骨格・消化器などの異常を詳細に確認します。
胎児ドックでわかること
胎児ドックでは、次のようなことがわかります。
胎児の構造異常の有無
高性能な超音波によって、顔や手足の形、骨の長さ、臓器の位置などを3D・4D画像で確認します。 特に、心臓や脳の形成異常、脊椎の奇形、腹壁の欠損など、妊婦健診では把握しにくい異常を早期に発見できる可能性があります。
染色体異常のリスク評価
胎児ドックでは、胎児の首の後ろの厚み(NT:後頸部透亮帯)を測定します。 NTが厚い場合、ダウン症や18トリソミーなどの染色体異常の可能性が高くなると考えられています。 ただし、胎児ドックはあくまで「確率を推定する検査」であり、確定診断には羊水検査やNIPTなどの追加検査が必要です。
胎児ドックのメリット
胎児ドックを受けることには、次のメリットがあります。
安全に受けられる非侵襲的検査
胎児ドックは母体に針を刺したり薬を使ったりすることがなく、赤ちゃんや母体へのリスクが非常に低い検査です。
早期に異常を発見できる
妊娠11週ごろから受けられるため、胎児の発育異常や先天性疾患を早い段階で把握できます。 早期に情報を得ることで、出産方法や分娩施設を選ぶ際に役立つケースもあります。
比較的費用を抑えられる
胎児ドックの費用は3〜7万円程度が相場で、羊水検査やNIPTに比べて費用負担が軽いのも特徴です。
胎児ドックのデメリット
胎児ドックは多くの情報を得られる一方で、すべての異常を確認できるわけではありません。
主に「形や構造」の異常を調べるため、聴覚や視覚、知的発達など出生後に明らかになる機能的な異常は検出できません。
また、染色体異常の可能性を推定する検査であり、「異常の有無」を断定することはできません。 結果によっては、より精密な出生前診断(NIPT・羊水検査)を受ける必要があります。
胎児ドックを受ける時期と検査内容
胎児ドックを受ける時期と検査内容について詳しく見ていきましょう。
妊娠初期(11〜13週)
この時期は主に染色体異常のリスク評価が中心です。NTの測定や鼻骨の確認、心臓や脳の構造を確認して、ダウン症や18トリソミーなどの可能性を評価します。
妊娠中期(18〜22週)
多くの臓器が完成する時期であり、胎児の全身を立体的に観察します。 脳や心臓、消化器、四肢の成長を詳しく確認し、口唇裂など外見の異常も判断可能です。
妊娠後期(28〜32週)
この段階では、臓器の成熟度や血流、胎児の体重・体格バランスをチェックします。 出産時に予測されるリスクを評価し、必要に応じて出産体制の準備を進めます。
費用と保険適用の有無
胎児ドックは自由診療のため、公的医療保険の対象外です。 費用は3万〜7万円が目安で、検査項目やクリニックによって異なります。 ただし、複数回受ける場合や追加の遺伝カウンセリングを行う場合は、別途費用が発生することもあります。
NIPT(新型出生前診断)との違い
NIPTは母体の血液を採取し、胎児由来のDNAを解析する検査です。 染色体異常の検出精度が非常に高い一方で、形態異常(心臓や骨格など)は評価できません。
胎児ドックは超音波で「体の構造」を詳しく観察するのに対し、NIPTは「染色体の数の異常」を検出するのが目的です。
そのため、両方を併用することでより正確なスクリーニングが可能になります。
胎児ドックを受けるべきか迷ったら
胎児ドックを受けるかどうかは、年齢や家族歴、妊娠経過、心理的な準備などによって判断が分かれます。 高齢出産や遺伝リスクが高い方、また「赤ちゃんの状態を詳しく知りたい」と考える方にはメリットがあります。
一方で、検査結果が「要精密検査」と出た場合に強い不安を感じる人も少なくありません。
不安な場合は、産婦人科医や遺伝カウンセラーに相談し、自分にとって納得できる選択をすることが大切です。
まとめ
胎児ドックは、赤ちゃんの健康を守るための有用なスクリーニング検査です。 非侵襲的で安全に受けられる点が大きな魅力ですが、すべての異常を確認できるわけではありません。
より高い精度で染色体異常を調べたい場合は、Jラボの新型出生前診断(NIPT検査)を検討するのもおすすめです。
Jラボでは、妊娠10週目から受けられるNIPT検査を提供しており、全国の提携クリニックで採血が可能です。
オンライン予約やLINE相談にも対応しているため、仕事や育児の合間でも安心して申し込みができます。
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