妊娠中に風邪をひくと赤ちゃんにどんな影響がある?治療や注意点について解説

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妊娠中に風邪をひくと赤ちゃんにどんな影響がある?治療や注意点について解説

2026.1.23

妊娠中は免疫バランスが変化し、普段より風邪をひきやすく、症状も長引きやすい時期です。「赤ちゃんに影響が出るのでは」「薬を飲んでいいのかわからない」と不安になる方も多いでしょう。

結論から言うと、いわゆる普通の風邪そのものが赤ちゃんに直接大きな悪影響を及ぼすケースは多くありません。ただし、脱水や高熱が続く、呼吸が苦しいなど、妊娠中は悪化させない判断がとても重要です。本記事では、妊娠中の風邪が赤ちゃんに与える可能性のある影響、受診の目安、セルフケア、薬の考え方、インフルエンザ・コロナが疑われる場合の注意点をわかりやすく解説します。

出生前診断(NIPT検査)ってなんですか?

NIPT検査とは、妊婦さんの腕からの採血で、おなかの中の赤ちゃんがダウン症などの染色体疾患を持っていないかを高い精度でスクリーニングする検査です。

妊娠10~15週(推奨)に採血・検査可能であり、ダウン症候群(21トリソミー)、 エドワーズ症候群(18トリソミー)、パトウ症候群(13トリソミー)とその他の染色体疾患についてもご希望に応じてお調べできます。

新型出生前診断 - NIPT検査 -
実施可能時期 妊娠10週目以降から検査可能。
検体中に胎児由来cfDNAの割合が十分になる時期から採血を行います。
検査対象 主に21トリソミー(ダウン症候群)、18 トリソミー、13 トリソミーの検査、および性染色体異常、微小欠失、性別判断などのオプション項目を含む検査
精度 21トリソミーに関しては、感度99.9%、特異度 99.9%を実現する検査
結果通知までの期間 検査後、結果が出るまでにおおよそ10~14日かかる
補助制度 陽性時の羊水検査費用補助制度あり
価格帯 93,500円~168,000円
jラボ
J-VPD株式会社 遺伝子・染色体解析担当
渡邉 裕美
経歴・経験
1991年 4月株式会社エスアールエル 遺伝子・染色体解析センター 染色体分析担当
2006年 2月株式会社東京セントラルパソロジーラボラトリー 病理検査担当
2009年 5月株式会社らいふ エムビック環境分析センター PCR検査など担当
2022年 5月国立成育医療研究センター エスアールエル検体検査室 院内検体検査担当
2023年 9月J-VPD株式会社 遺伝子・染色体解析担当

妊娠中に風邪をひくと赤ちゃんに影響はある?

妊娠中に風邪をひくと、「お腹の赤ちゃんは大丈夫だろうか」と強い不安を感じる方は少なくありません。特に発熱や咳があると、赤ちゃんへの影響を心配してしまうものです。この章では、妊娠中に風邪をひいた場合に赤ちゃんへどのような影響が考えられるのかを整理しつつ、心配しすぎなくてよいケースと注意が必要なポイントについて解説します。

基本は「普通の風邪=大きな影響は出にくい」

一般的なかぜ症候群(鼻水・のどの痛み・軽い咳など)は、母体の体調が大きく崩れなければ赤ちゃんに深刻な影響が出にくいと考えられています。風邪のウイルスがそのまま赤ちゃんに感染する、というイメージで過度に心配する必要はありません。

注意したいのは風邪そのものより「母体の状態」

妊娠中にリスクになりやすいのは、風邪に伴う以下の状態です。

  • 高熱が続く(体力消耗・脱水につながる)
  • 水分がとれない/嘔吐がある(脱水・子宮収縮のきっかけになることがある)
  • 咳が強く眠れない(疲労の蓄積・食事量低下)
  • 息苦しさ、喘鳴(ゼーゼー)、胸痛(別の病気の可能性)

妊娠中期以降で胎動が分かる場合は、普段との違いを目安にしつつ、気になるときは早めに相談しましょう。

病院受診は必要?「受診しなくてもよい場合」と「相談すべき目安」

妊娠中に風邪をひくと、「すぐに病院へ行くべきなのか」「様子を見ても大丈夫なのか」と判断に迷う方も多いでしょう。基本的に、軽い鼻水やのどの痛み、微熱程度で日常生活がある程度送れる場合は、自宅で安静に過ごしながら経過をみても問題ないことがほとんどです。

一方で、妊娠中は体調の変化が赤ちゃんにも影響する可能性があるため、症状の強さや持続期間によっては早めに医療機関へ相談することが大切です。受診を急がなくてもよいケースと、迷わず相談すべき目安について解説します。

軽症なら自宅で様子見でも問題ないことが多い

鼻水・軽いのどの痛み・微熱程度で、水分がとれて睡眠もある程度確保できるなら、まずは自宅で休養しながら経過を見る選択で問題ないことが多いです。妊娠中も基本は「休む・温める・水分」の原則が中心になります。

早めの相談が必要なケース

次のような場合は、自己判断で我慢せず、産婦人科(またはかかりつけ)に連絡・相談しましょう。

  • 38℃以上の発熱が続く、またはぐったりしている
  • 水分がほとんど摂れない/尿が極端に少ない
  • 強い咳で眠れない、息苦しい、胸が痛い
  • 激しい頭痛、意識がぼんやりする
  • お腹の張りが強い、出血がある、破水が疑われる
  • 周囲にインフルエンザ・コロナ陽性者がいる/検査陽性になった

妊娠中に風邪をひいたときのセルフケア

妊娠中に風邪をひいた場合、軽症であれば自宅でのセルフケアによって回復を目指すことができます。ただし、妊娠していないときと同じ感覚で無理をするのは禁物です。赤ちゃんとご自身の体を守るためにも、体への負担を最小限に抑えながら、基本的なケアを丁寧に行うことが重要です。

まず優先するのは「水分・休養・保温」

妊娠中の風邪対策は、薬よりも体力を落とさないことが重要です。

  • こまめな水分(常温の水、白湯、経口補水液など)
  • 睡眠・安静(家事は最小限に)
  • 部屋の加湿(乾燥で咳が悪化しやすい)
  • 汗で濡れたら着替える(冷えを防ぐ)

熱があるときの対処法

発熱したときは下記のように対処しましょう。

  • 首・脇の下・鼠径部など、太い血管のある部位を冷やす
  • 体を冷やしすぎない(寒気が強いときは、まず体を温める)
  • 食事が難しいときは、ゼリー・スープ・うどんなど消化のよいものを少量でも摂取する

咳・のど症状がつらいときの対処法

咳・のど症状がつらいときは下記のように対処しましょう。

  • 室内を加湿し、温かい飲み物でのどを潤す
  • 枕を少し高くして寝る
  • 乾燥や冷気を避ける(マスクの着用も有効)

妊娠中に使える薬はある?治療の考え方

妊娠中は薬に対して慎重になるあまり、「できるだけ我慢しよう」「飲まないほうが安全なのでは」と考える方も多いでしょう。しかし実際には、母体のつらい症状を放置すること自体がリスクになる場合もあります。この章では、妊娠中の薬の基本的な考え方として、「使えることが多い薬」「避けたい判断」「相談の重要性」を整理し、安心して治療を選ぶためのポイントを解説します。

妊娠中でも「使用されることが多い薬」はある

妊娠中は「薬=すべてNG」ではありません。症状が強く、睡眠や水分摂取が妨げられる場合、母体の状態を安定させることが結果的に赤ちゃんを守ることにつながります。代表例として、解熱鎮痛でアセトアミノフェンが選ばれることがあります。

市販薬を自己判断で選ばない

総合感冒薬には複数成分が入っており、妊娠中に避けたい成分が含まれることがあります。特に妊娠中は、「自己判断で市販薬を組み合わせて飲む」ことがリスクになり得ます。
薬が必要なときは、産婦人科・内科・薬剤師に「妊娠週数」と「症状」を伝えた上で相談しましょう。

妊娠初期は特に慎重に

妊娠初期は重要な器官が作られる時期と重なるため、薬の選択はより慎重になります。とはいえ、強い症状を我慢して脱水や高熱が続くほうが問題になることもあります。迷ったら飲まないのではなく相談するのが基本です。

「風邪と思ったら違った」インフルエンザ・コロナの注意点

妊娠中の体調不良は、「いつもの風邪だろう」と自己判断してしまいがちですが、症状によってはインフルエンザや新型コロナウイルス感染症の可能性もあります。これらの感染症は、妊娠中には重症化リスクが高まることがあり、対応が遅れると母体への負担が大きくなる場合もあります。そのため、症状の特徴を正しく理解し、風邪との違いを意識して早めに行動することが大切です。

インフルエンザが疑われるとき

急な高熱、強い倦怠感、関節痛などが目立つ場合はインフルエンザの可能性があります。妊娠中は重症化リスクが上がることがあるため、疑った時点で早めに受診・検査を検討しましょう。抗インフルエンザ薬は、必要性が高いと判断されれば処方されることがあります。

新型コロナが疑われるとき

発熱・咳・のどの痛みなど風邪と似た症状でも、コロナの場合があります。基礎疾患がある、肥満傾向、高齢などは重症化リスクが高まることがあります。症状が強い、呼吸が苦しい、ぐったりする場合は早めに医療機関に相談してください。

まとめ|妊娠中の風邪は「赤ちゃん」よりも「ママの悪化」を防ぐのが最優先

妊娠中に風邪をひいても、一般的な風邪そのものが赤ちゃんに大きな悪影響を及ぼすことは多くありません。大切なのは、母体の体調が崩れすぎないように「水分・休養・保温」を徹底し、悪化のサインを見逃さないことです。

薬についても、自己判断で市販薬を選ぶのではなく、妊娠週数を伝えて適切な治療を受けることが安心につながります。

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