妊娠中に避けるべき食べ物は?理由や注意点について解説 | 東京のNIPT検査(新型出生前診断)ならJラボ

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妊娠中に避けるべき食べ物は?理由や注意点について解説

2025.7.20

妊娠中は、母体と赤ちゃんの健康を守るため、いつも以上に食事への配慮が求められます。普段なら問題のない食べ物でも、妊娠中は感染リスクや過剰摂取の影響が大きくなることもあります。

本記事では、妊娠中に注意したい食べ物や成分について、理由とともに具体的に解説します。

出生前診断(NIPT検査)ってなんですか?

NIPT検査とは、妊婦さんの腕からの採血で、おなかの中の赤ちゃんがダウン症などの染色体疾患を持っていないかを高い精度でスクリーニングする検査です。

妊娠10~15週(推奨)に採血・検査可能であり、ダウン症候群(21トリソミー)、 エドワーズ症候群(18トリソミー)、パトウ症候群(13トリソミー)とその他の染色体疾患についてもご希望に応じてお調べできます。

新型出生前診断 - NIPT検査 -
実施可能時期 妊娠10週目以降から検査可能。
検体中に胎児由来cfDNAの割合が十分になる時期から採血を行います。
検査対象 主に21トリソミー(ダウン症候群)、18 トリソミー、13 トリソミーの検査、および性染色体異常、微小欠失、性別判断などのオプション項目を含む検査
精度 21トリソミーに関しては、感度99.9%、特異度 99.9%を実現する検査
結果通知までの期間 検査後、結果が出るまでにおおよそ10~14日かかる
補助制度 陽性時の羊水検査費用補助制度あり
価格帯 93,500円~168,000円

妊娠中に注意が必要な食べ物とは

妊娠中は、母体と赤ちゃんの健康を守るために、これまで何気なく口にしていた食べ物にも注意が必要になります。体の免疫バランスが変化することで、感染症や栄養過剰の影響を受けやすくなるためです。

ここでは、妊娠中に特に気をつけたい食品の種類と、その理由について詳しく見ていきましょう。

免疫が下がる妊娠期は感染リスクが高まる

妊娠中は免疫力が自然と低下するため、細菌やウイルスへの抵抗力が落ち、食中毒が重症化しやすくなります。おなかの赤ちゃんに感染が及ぶと、流産・早産・先天性疾患などのリスクも。

生魚、生肉、生卵、加熱が不十分な食品などには特に注意が必要です。

赤ちゃんの発育に影響を及ぼす成分にも要注意

水銀やビタミンA、カフェインなどの成分は、摂取量によって胎児の発育に悪影響を及ぼす可能性があります。安全だと思っていた食材も、妊娠中は摂り方に気を配りましょう。

食中毒リスクのある食材とその理由

妊娠中は、通常よりも食中毒へのリスクが高くなります。免疫力が低下している妊婦は、わずかな細菌やウイルスにも感染しやすくなり、症状が重くなりがちです。また、母体だけでなく胎児にも影響が及ぶおそれがあるため、食材の安全性にはより一層の注意が必要です。
ここでは、妊娠中に特に注意すべき食材と、その理由について具体的に解説します。

加熱不十分な魚や肉

刺身やレアステーキ、馬刺しなどの生魚・生肉には、アニサキス、トキソプラズマ、リステリア菌などの病原体が潜んでいます。妊婦が感染すると、重篤な腹痛や嘔吐だけでなく、胎児への影響(早産・死産・先天異常)も懸念されます。

生卵や手作りマヨネーズなど

サルモネラ菌による食中毒リスクがあるため、卵かけご飯や半熟卵は避けましょう。妊娠中の発熱や脱水は、子宮収縮を引き起こす原因になります。

非加熱の加工食品

生ハムやナチュラルチーズ、スモークサーモンなどは、リステリア菌に汚染されている可能性があり、流産・死産のリスクを高めます。とくに輸入品や家庭で保存された手作りのものには注意が必要です。

冷蔵惣菜や冷凍食品の食べ方にも注意

冷蔵されたサラダやパスタ、冷凍グラタンなどは、中心部までしっかり加熱して食べることが大切です。冷蔵庫内でも菌の繁殖が完全に止まるわけではありません。

妊娠中に控えるべきアルコールとスイーツ

アルコールや一部のスイーツも、妊娠中には思わぬリスクを含んでいます。少量なら問題ないと思われがちですが、胎児への影響を考えると、妊娠中は慎重な判断が必要です。ここでは、避けた方がよい理由と安全に楽しむためのポイントを紹介します。

少量でもリスクがあるアルコール

アルコールは胎児性アルコール症候群(FAS)や発育不全、脳神経の異常を引き起こす原因になります。安全な摂取量は確立されていないため、妊娠中は完全に避けることが推奨されています。

スイーツのリスク

ティラミスやレアチーズケーキには、生卵や非加熱チーズが使われていることが多く、サルモネラ菌やリステリア菌のリスクがあります。加熱済みのベイクドチーズケーキなら安心です。

摂りすぎに気をつけたい成分と食品

妊娠中は栄養バランスを整えることが大切ですが、なかには「摂りすぎ」がかえって赤ちゃんの健康に悪影響を及ぼす成分も存在します。とくに注意したいのは、水銀、ビタミンA、カフェインの3つです。それぞれのリスクと適切な摂取目安を理解し、安心して食事を楽しめるようにしましょう。

大型の魚に含まれる水銀

クロマグロやキンメダイなどの大型魚には、水銀が多く蓄積されています。妊娠中に過剰摂取すると、胎児の中枢神経に悪影響を及ぼす可能性があります。週1回の摂取にとどめましょう。

ビタミンAの過剰摂取

レバーやうなぎに多く含まれるビタミンA(レチノール)は、妊娠初期の過剰摂取で胎児の奇形リスクを高めます。食品だけでなく、サプリの摂取にも注意が必要です。

カフェインも摂りすぎ注意

コーヒーや紅茶、エナジードリンクに含まれるカフェインは、流産や低出生体重児のリスクを高めるおそれがあります。1日200mg以下を目安に抑えるようにしましょう。

まとめ

妊娠中は体調の変化も多く、つい食事が偏ってしまうこともあります。しかし、赤ちゃんの成長と自身の健康を守るためには、安全性と栄養バランスを意識した食生活が欠かせません。

「生ものは避ける」「加熱を徹底する」「過剰摂取に気をつける」といった基本を押さえつつ、食事を楽しむことも忘れずに過ごしましょう。迷ったときは、かかりつけの医師や管理栄養士に相談するのも安心です。

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